ITを活用した中小企業支援活動のフォローアップ

前年実施した、「小規模事業者IT活用研究事業」にて実施した、いくつかの事例のうち、
飯能にある蕎麦店「竹むら」様に関して、本年も継続的に支援活動を実施することとした。

実施内容に関しては、メンバー内で議論、竹むら店主様との相談の結果、以下の3点を当面の実施事項とした。

1.IT活用研究事業で導入した、POSのデータ解析
2.竹むらさま業務(オペレーション)における課題の抽出
3.売上向上に向けた施策-献上そば復活プロジェクト-

1.IT活用研究事業で導入した、POSのデータ解析
竹むら様は、昨年POSとして、Airレジを導入し、日々入力を実施いただいている。
入力データに関してはこれまで、竹むら様にて分析までは実施ができていなかったことから、
今回IT研究会メンバーにて簡易的な分析を行い、現状の「見える化」を行った。

2.竹むらさま業務(オペレーション)における課題の抽出
竹むら様は、手打ち蕎麦の店舗営業の他、自社ブランドの乾麺を使ったギフト品の取扱も行っている。
乾麺に関しては、店内での手売りの他、土産物店での委託販売や通販・ネット販売なども実施している。
ギフト品の製作は、店舗営業の業務と並行してこなす必要がある。
労務コストはできるだけ抑えながら、効率的な作業を実施するために、
改善できることを、順次実施していきたいとのご要望から、
業務をヒアリングし、課題の抽出を行った。

3.売上向上に向けた施策-献上そば復活プロジェクト-
昨今のコロナ禍の影響を竹むら様も大きく受けており、
休業や時短の要請を受け、売上が伸び悩んでいる。
しかしながら、竹むら様には昭和41年に昭和天皇に蕎麦を献上したという、他店にはない
強みがあることから、その強みにさらに磨きをかけるため、当時の蕎麦を再現し、
竹むら様のブランド力のさらなる向上を図る取り組みを実施した。